2020年12月23日

一年の終わりに

今年の初めには、この年の瀬をこのような状況で迎えるとは想像できませんでした。

三密とやら、ソーシャルディスタンスとやら、新語も続々登場。

このような世の情勢の中にいて、山野の風景や野の花の美しさ、雑草の逞しさ。

何物にも惑わされず、凛として生きている自然のあるがままの姿に励まされた年でした。

これはユズリハです。お正月の鏡餅の上のミカンにさします。

春に枝先に若葉が出た後、前年の葉がそれを譲るように落葉することから

その様子を親が子を育てて家が代々続いていくようにとみたて

縁起物としてお正月飾りに使われるようになったとのことです。

センリョウもお正月の縁起物ですね。

これは黄色い実を付けるので、キミノセンリョウと言います。

センリョウは別名クササンゴ(草珊瑚)と言います。こちらの名前も素敵です。

お正月を過ぎる頃には、小鳥たちに食べられて、実もなくなってしまいます。

毎年、当組合が入居するビルでは、立派なしめ縄が登場します。

手作りで素晴らしいです。毎年、楽しみにしています。

しめ縄は、年神様をお迎えするのにふさわしい場所であることを示すものです。

そのため神様が入りやすい玄関に飾るのが一般的です。

来る新しい年が、新しい時代の希望ある幕開けとなることを祈るばかりです。