2020年5月22日

初夏を感じる景色

少しだけ気が緩みそうな、そんな日々を過ごしています。

今までとは違う日常を作っていく必要があります。少しだけ頑張ってみよう。

野尻の圃場では、いつもの初夏の景色が目を楽しませてくれます。

オオシマザクラの黒く熟した実を採集しました。種子とジャム用に活用します。

オオシマザクラは、日本固有種でサクラ属の基本野生種の一つです。

一重咲きの白い大輪の花を多く付けます。葉は、桜餅用に塩漬けにしています。

ナツグミも、実を付けました。

ナツグミは、グミ科です。素朴でかすかな甘みがあります。

でも、やっぱり初夏を一番感じるのは、サラサウツギの花かな。

八重咲の空木(ウツギ)は、花びらの外側が紅紫色になります。

香りのよい花を下向きにつけます。ユキノシタ科です。

本日、一番感動したのはバクチノキです。すっくと立った姿が良いです。

バクチノキは、バラ科の常緑高木です。絶えず古い樹皮がうろこ状に剥がれ落ち

黄赤色の幹肌が現れます。博打に負け、有り金をすって丸裸になることにたとえたのが

由来です。葉は薬用、樹皮は染料になります。美しい幹肌です。