2024年1月9日

接ぎ木研修を開催します。

今年も恒例の接ぎ木研修を、下記の通り開催いたします。

ご興味のある方は、FAXまたはメールにてお申し込みください。

日時:令和6年2月3日(土)午前9時30分から正午まで

場所:宮崎県緑化木養成圃場(小林市野尻町紙屋字沖ノ尾3229-125)

申し込み先:fax:0985-83-2348 メール:plants@bz01.plala.or.jp

      参加者名、住所、電話番号を添えてお申し込みください。

      後日、案内文章を郵送いたします。

新しい年の始まりは、思いもよらぬ災害の発生という厳しい幕開けとなり

被災地の方々への想いと、自己の防災意識を再確認せざるを得ない機会となりました。

多くの方々が、被災地で今日も活動してくださり、

今のこの時にも、つらい時間を過ごしている多くの方々がいることを肝に銘じたい。

 

2023年12月26日

いま生きているということ

年神様という新年の神様をお迎えするために、お正月が近づくと

しめ縄やしめ飾りを施し、年神様を迎える準備をします。

年神様は、家々にやってきて、生きる力や幸せを授けてくださるとのこと。

今年も素敵な手作りのしめ飾りが、ビルの入り口にお目見えしました。

生きているということ  いま生きているということ

それはミニスカート  それはプラネタリウム  それはヨハンシュトラウス

それはピカソ  それはアルプス  すべての美しいものに出会うということ

そして  かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ  いま生きているということ

いま遠くで犬が吠えるということ  いま地球が廻っているということ

いまどこかで産声があがるということ  いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ  いまいまが過ぎてゆくこと

谷川俊太郎の「生きる」という詩の一節です。戦いのない世界であってほしい。

 

 

2023年12月25日

霜柱の季節がやってきた~

野尻圃場の霜柱です。暖冬だと思ってても、やっぱりこの季節はやってくるのですね。

氷の柱の芸術品です。暖かくなると溶けて、びちゃびちゃです。

ユズリハです。春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれを譲るように落葉することに

由来します。「親が子を育てて家が代々続いていく」ことを連想させる縁起木とされ

お正月の鏡餅飾りや庭木に使われています。葉がてかてかで美しいですね。

メギ科ナンテン属の常緑低木のナンテンです。1属1種の植物です。

乾燥させた実は、難点実(ナンテンジツ)として咳止め伝統医薬とされます。

「(難を転じて)福をもたらす、(災い転じて)福となす」と続けて、

縁起木として植えられます。お赤飯にナンテンの生葉をのせるのも難転という事かな。

キンカンです。果実が小粒で甘酸っぱく、ほろ苦い後味もいい。

キンカンはミカン科の果実で、果皮のまま食べられるのが最大の特徴です。

俳句においては、果実は秋の季語。そして花は夏の季語になっています。

今日はクリスマスなのに、お正月の縁起木を紹介するミスマッチだわ。

 

2023年12月18日

今年も、もう少し。

今朝は、冷えましたね。この冬、初めて寒いと感じた朝でした。

気が付けば、今年ももう残り2週間。やり残したことないかなぁ。

圃場の植物は、着々と年末の準備を行っています。偉い。

白マンリョウです。サクラソウ科(ヤブコウジ科)の常緑低木です。

基本種は赤実ですが、白実のシロミノマンリョウ、黄実のキミノマンリョウなどが

あります。センリョウとともに、お正月の縁起物として人気の高い植物です。

センリョウも早くから赤くなって、準備万端。出番を待っています。

落葉高木のタイワンフウの落ち葉も美しいです。

葉は掌状にふつうは3裂しますが、しばしば5裂や複雑な裂け方をする葉もあり。

葉の形はカエデに似ていますが、枝への付き方が互生します。

モミジの落葉した原も、やっぱり素敵。

降る雪が雪原となるならば、モミジの落ち葉の原はなんて言うのか。

雪原には足跡をつけたくなるけど、枯葉の道は、もったいなくて踏めなかった。

2023年12月1日

今日から師走

もう12月。一年があっという間に過ぎる。焦る。

セイヨウヒイラギに実がびっしり。クリスマスツリーみたいに。

セイヨウヒイラギという名前は、西洋に分布するヒイラギに似た葉の木という意味。

日本のヒイラギはモクセイ科であるのに対し、本種はモチノキ科となります。

ヒイラギは、枝から葉が対になって出ますが、セイヨウヒイラギは互い違いに出ます。

老木になるとトゲのない葉があります。花の少ないクリスマスには大活躍します。

紅葉の美しいニシキギです。落葉低木です。

ニシキギは、その名のごとく「錦」を思わす秋の紅葉の美しさが最大の魅力です。

古い枝にあるコルク質の「翼」がニシキギの特徴で、カミソリノキとも呼ばれます。

スミレがたくさん咲いていました。ちょっとうれしい。ポカポカ気分。